「天皇の政治利用」 に思う

鳩山首相：天皇陛下と習氏の会見を要請、実現へ - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
この一連の報道等で様々なところで「天皇の政治利用」という言葉を見聞きする。
でもメディア等が使うこの言葉、はたして受け手に正しく伝わっているのかな、と思った。
天皇陛下にご無理をさせて〜、といった情緒的な受けとめ方が少なくないようなのだ。
◆
『天皇の政治利用』が問題視される理由。
日本国憲法は天皇を「国民統合の象徴」と位置付け、『国政に関する権能を有しない』と規定
しているから。
◆
実に単純明快（のはず）。
つまり、習副主席との会見を「政治的行為（＝政治利用）」と見るか、ということかな、と。
むろん、ことの是非はしっかりと議論されるべき。国益は大切だからね。
　
情報を発信するメディアや政治家はこの言葉を正しく理解しているはずなのだが、方々でのトンチンカンな発言を見聞きしているうちに、なにやら自分も混乱してきたのでチョッと整理してみたしだい。
　
それにしてもWikiの憲法のページはわかり易い。法律の素人にはとてもありがたい。
日本国憲法前文 - Wikipedia
日本国憲法第4条 - Wikipedia