グイン・サーガ 最終巻

第130巻。遂に最終巻だ。
書店の平積みを手に取る。
薄い…。
140ページ弱、いつもの半分の枚数。
最終ページ、最終行に素っ気なく置かれた (未完) に何とも言えない気持ちになる。
 
 
近年はあまりのgdgdな展開についていけなくなり、新刊が出ても図書館などでざっと目を通す程度だった。
とは言えそれなりに楽しんでいて、正伝が最も未来を描いた外伝1・七人の魔道師に追いつき”おおっ、いよいよお話が進むのか”とワクワクさせられ、シルビア処断のエピソードでは”えっ、じゃあ「豹頭王の花嫁」はどうなるの?”と驚いたりしていた。
(他「イリスの石」以外の外伝を未読なので、更に未来を描いたエピソードがあるのかは不明)
 
他の作家が続編を書くことはなさそうだが、そのうち制作ノートからなる未完部分のプロット集が発行されそうな予感。
読み始めた中学3年の頃から最も待ち望んでいるタイトル、「ラゴンの反乱」を期待したい。
 
あらためて、栗本薫氏のご冥福をお祈りする。