「ドクロベエさま」 滝口順平氏 逝く

8月30日午前、声優・ナレーターなどで活躍された滝口順平さんが亡くなった。胃がんとのこと。
タイムボカン・シリーズと共に幼少期を過ごした者としては・・・・・・、寂しい気持ちでいっぱいになる。


滝口さんと言えば「ヤッターマン」のドクロベエ、近年では「ぶらり途中下車の旅」のナレータがよく知られる。もちろんそれだけではなく、様々な役を演じてこられたわけで。そこで、自分的にはどんな印象が残っているのだろうと徒然。ぱっと思い出せるのは・・・・・・


まずは、タイムボカンの「ペラ助」。「ペラ助のぼやき節」という悲しすぎるキャラソンも歌っていたっけ。


ドロロンえん魔くんの「シャッポじい」が好きだった。映画ハリーポッターでソックリさんが登場したのには大笑い。あのキャラの吹き替えに滝口さんを起用しなかったのはワーナーの失策。・・・・・・いや、センスの無さか。


おっと、パタリロの「部長(バンコランの上司)」を忘れちゃいけん。昔はマライヒなどの男色ネタが苦手だったのが、今ではスルー(笑


マジンガーZの「ブロッケン伯爵」。デュラハンの説明をするときの『ほら、マジンガーZの悪役で首が取れる〜』は鉄板(笑


宇宙の騎士テッカマンの「ランボス」もそうか。山田康雄さん演じるアンドロー梅田がカッコよかったなぁ。

あとは、レギュラーキャラでない悪役の印象が多いか。ルパン3世の第一話とか。
吹き替えでも同じような印象。オズの魔法使いや007ゴールドフィンガーくらいしかハッキリ思い出せない。
悪役というか、主人公の敵対メンバーというか。
悪の幹部でもランボスの神経質な小心者。ブロッケン伯爵の冷徹な司令官。ボスから下っ端まで上手く演じ分けていたのだなぁ、と。


と、ここまで思い返してみて、なんとなく他の声優さんとゴッチャになっていた感があるなー。
その一人が富田耕生氏。コミカルな演技、トーンを落としたシリアスな静かな演技の雰囲気が似ているように感じる。声を聴けば(思い出せば)、二人ともダミ声とはいえ全然違うのだけれども。
もう一人は熊倉一雄氏。ヒッチコック劇場や名探偵ポアロを滝口さんの声で脳内再生してみても違和感は無い、・・・・・・分けではないが似てる、・・・・・・と思う(笑


不遜ながら後釜を考えてみる。ドクロベエ役のような現在も生きているシリースの引継ぎではなく、滝口さん独特の語り口、声のトーンを伝えられそうな役者、という意味で。
上で挙げたお二人以外で、メインで現役をはってるというと・・・・・・。茶風林氏、はどうか、な・・・・・・?モノマネにならないようにすれば・・・・・・。自分的には茶風林さんは「滝口順平大平透」が可能な人、という印象なのだけれど、上手いだけにモノマネになってしまいそうな感も。うーん・・・・・・。

#

自分のハンドルネーム「dokurobe_sama」は、もちろんヤッターマンドクロベエをもじったものです。

滝口さんのご冥福をお祈りします。